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仙腸関節が痛い原因は?治し方のポイントとストレッチの重要性について
仙腸関節痛は、多くの人が経験する可能性のある症状です。本記事では、仙腸関節痛の原因、症状、施術方法について詳しく解説します。また、効果的なストレッチとエクササイズも紹介し、読者が健康的な生活を取り戻すためのサポートを提供します。
仙腸関節痛とは?
仙腸関節と骨盤の機能について
仙腸関節は、仙骨(脊柱の最下部にある三角形の骨)と腸骨(骨盤の一部)を連結する関節で、骨盤の後部に位置します。この関節は微細な動きを持ち、体の安定性と運動性を維持するために重要な役割を果たします。
骨盤の構造と機能
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支持構造: 骨盤は、上半身の重さを下肢に伝える主要な支持構造です。仙腸関節を含む骨盤全体が、立位や歩行、座位などの際に体重を適切に分散し、脊柱と下肢の間で力を効率的に伝達します。
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運動性の確保: 仙腸関節は微小な動きを持つ滑膜関節であり、主に体幹の動きや骨盤のねじれに応じた微調整を行います。これにより、脊柱の柔軟性と安定性を同時に保ち、歩行やランニングなどの動作をスムーズに行えるようにします。
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衝撃吸収: 仙腸関節と骨盤は、身体が受ける衝撃を吸収し、緩衝する機能を持っています。これにより、ジャンプや走行中の衝撃が脊柱や脳に直接伝わるのを防ぎ、身体全体の保護に寄与します。
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臓器の保護: 骨盤は、内臓器(特に生殖器や泌尿器、消化器の一部)を保護する役割も持ちます。骨盤の安定性と強度は、これらの臓器が外部の力や衝撃から守られるために重要です。
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姿勢の維持: 骨盤の適切な位置と動きは、全身の姿勢維持に重要です。骨盤が前後や左右に傾くと、脊柱のアライメント(整列)が崩れ、腰痛や背中の痛みの原因となります。仙腸関節の健康は、全体的な姿勢のバランスを保つために欠かせません。
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運動機能の調整: 骨盤と仙腸関節は、筋肉や靭帯との相互作用を通じて運動機能の調整を行います。特に、大腿筋や腹筋、背筋などの主要な筋肉群が骨盤に付着しており、これらの筋肉の動きが仙腸関節に影響を与えます。
仙腸関節の健康と機能は、全体的な骨盤の機能に密接に関連しています。仙腸関節の痛みや不調は、骨盤全体の動きや姿勢に影響を及ぼし、日常生活における多くの動作に支障をきたします。そのため、仙腸関節のケアや施術は、骨盤全体の健康を維持するためにも非常に重要です。
この仙腸関節の痛みは、骨盤の後部に位置し、脊柱と骨盤を連結する重要な関節です。この関節は、身体の安定性を保つために非常に重要であり、その痛みは日常生活に大きな影響を与える可能性があります。
仙腸関節痛の原因
仙腸関節痛の主な原因は、筋肉の緊張や不均衡、関節の過度な動きや不安定性、外傷や急激な動作などが挙げられます。また、炎症や関節症といった医学的な要因も考えられます。
仙腸関節が急激な外力や骨格の歪みが生じた状態でいると、関節に負荷が蓄積し炎症をおこします。 また仙腸関節が正しく機能しない状態では周囲を取り囲む大殿筋や梨状筋の負担の増加につながる為、その結果梨状筋症候群などの股関節の筋肉の緊張原因にもつながります。
仙腸関節の痛みによる炎症は座骨神経痛を誘発する可能性があります。
座骨神経痛は腰椎の病気(腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなど)による神経症状と似ていますが、施術方法が全く異なります。 下肢の痛みは一般的に坐骨神経痛と呼ばれますが、仙腸関節の動きが悪くなり、周囲の靭帯が刺激されることでも、下肢の痛みを生じてきます。
仙腸関節痛の症状
仙腸関節痛の症状は、腰や臀部に感じる鋭い痛みや鈍い痛みが一般的です。この痛みは、立ち上がる時や歩く時に悪化することが多く、日常生活に支障をきたすことがあります。
仙腸関節痛の診断方法
仙腸関節痛の診断には、医療機関での詳しい問診や身体検査、画像診断(X線、MRIなど)が行われます。これにより、他の疾患との鑑別が行われ、適切な施術方針が決定されます。
また新潟市東区のにこにこ整体・整骨院では様々な神経痛や腰痛の症状まで慢性腰痛まで幅広く施術をさせて頂いております。
仙腸関節炎についても検査を用いて症状の根本原因の改善までサポートしておりますので気になる方は気軽にご相談ください。
仙腸関節痛の施術方法
休息
痛みを引き起こす動作や活動を一時的に避けることで、関節や周囲の組織の炎症を抑えます。
アイシング
冷やすことで炎症を減少させ、痛みを和らげる効果があります。特に急性期の痛み出して間もない内は速やかにアイシングを行い仙腸関節部の痛みを緩和させることをおススメします。
薬物療法
鎮痛剤や抗炎症薬の使用により、痛みの管理が行われます。処方薬と市販薬の両方が使用されることがあります。
施術・リハビリ
専門的な理学療法士による指導のもとで、筋肉の強化や柔軟性の向上を図るエクササイズが行われます。これにより、仙腸関節の安定性が向上し、再発の予防にもつながります。
効果的なストレッチとエクササイズ
ストレッチは、仙腸関節痛の改善に非常に効果的です。具体的なストレッチ方法として、股関節周りの筋肉を伸ばすストレッチや、腰部の柔軟性を高めるエクササイズがあります。時間を設けて深呼吸をし正しい方法で行うことで、症状の軽減と予防に役立ちます。
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