朝起きてからの運動には様々なメリットがありますが、実際にどの様なメリットがあるの？とご存じでない方も多いかと思います。

朝起きてからの運動には代謝を上げるだけではなく、ホルモンバランスを整える事により自律神経を調整するだけではなく慢性腰痛や慢性肩こりなどの身体の痛みの緩和にも効果があると言われております。

 

今回はその「運動のメリット」について科学的に解説をしていきたいと思います。

運動がもたらす効果

身体のリズムは交感神経・副交感神経の２つによって支配されております。

基本的に日中は交感神経が活発に働く事により血流が促進され、身体全身にエネルギー回すように動き、夜は１日の身体の疲れを癒すために副交感神経が働き血管を緩める事で血圧を下げ、身体を穏やかな状態にします。

この２つの自律神経がバランスよく働く事により人の身体は循環されています。

 

運動不足や日常生活でうける知らず知らずのストレスは自律神経の乱れの原因の元。

その結果、血液循環低下は患部の酸素供給量が低下してしまい、発痛物質を増やし腰痛や肩こりの原因の元となりえます。

自律神経を整える方法には日光に浴びる事や・水分を飲む事・運動をすることなど方法は何種類かあります。

自律神経をバランスよく働かせる為には規則正しい生活リズムがポイントになります。

まずは朝の時間帯に優位になる交感神経を高める事！

朝の時間帯に意図的に運動をする事で血液の循環がより高まり規則正しい自律神経調整に繋がります。

1．基礎代謝のUP

交感神経が優位に働く時間帯の運動は、心拍数の増加や血管を拡張させる作用が促進しやすく、筋肉への血流が促進され、体内のエネルギーを消費する基礎代謝の増加効果が望めます。

代謝低下は身体の疲れを残しやすい為、腰痛や肩こりの原因の元です。

交感神経が働きやすい時間帯に意図的に刺激をする事でより基礎代謝を高めましょう。

2．体内周期リズムの調整

副交感神経が高まる夜の時間帯には「メラトニン」が分泌され眠い感覚が身体に訪れる事でより良質な睡眠をする事が出来ます。

「メラトニン」の効果には、体内の活性酸素の中和作用があり老化や解毒作用効果や良い睡眠の効果があります。「メロトニン」を十分に分泌させるには材料となる朝に分泌される「セロトニン」が十分に分泌される必要があります。

 

「セロトニン」の分泌促進には日光を浴びる事が大切です。朝の散歩で日光に浴びる事で一日の自律神経の周期リズムを整えましょう。

3．感情のコントロール

セロトニンの効果には精神を安定させたり、感情のコントロール、頭の回転を高める効果が期待される脳内物質です。また、ストレスに対しても効能があるとされており精神的な安定材料とも言われております。

セロトニンの分泌低下は自律神経の不安定にもつながり精神面の不安定や疲労感・イライラ等の精神面での影響も多く、またうつ病やトレス障害の原因にもなります。

 

日光を10～15分浴びる中でセロトニンの分泌を促進していきましょう。

4．痛みの緩和

腰痛やヘルニア・狭窄症の多くの原因には運動不足が指摘されます。

運動不足による筋力の低下や柔軟性の低下は血液循環の低下を招き腰痛の原因の元です。

 

また現代人は歩く時間が少なくなっている事によって脊柱や椎間板周りへの刺激量が不足しているとも言われております。椎間板への刺激量の不足はコラーゲンの合成量の不足に繋がります。

散歩による椎間板への刺激はコラーゲンの合成促進効果が期待されます。

椎間板ヘルニアや神経性腰痛の原因の元となりますので運動不足を解消しましょう。

オススメ運動方法

1.散歩

長距離を歩くことやスピードをあげる必要はありません。朝日が昇る頃に近所の公園や土手を５～10分歩いてみましょう。朝の慌ただしい時間が始まる前にゆったりとした時の流れを感じながら朝日を浴びる事で「セロトニン」の分泌促進効果も期待されます。

ペットを飼ている人なら一緒に散歩もお勧めですし、好きな曲を聴きながら朝の少しの時間を散歩してみましょう。

2．ランニング

散歩になれた人やもう少し強度を上げたい！心拍数を上げたい等とお考えの方は散歩同様の時間をランニングをする事をオススメします。

始めたばかりの場合、長い時間走り続ける事は身体も辛いと思いますので途中で歩きながら休憩をして走る事も継続できるポイントです。

また40分以上のランニングや栄養をしっかり取らないで行うランニングは逆に体へのストレスがかかり痛みの原因にもなります。

その為、最初は負荷をかけすぎない事から始める事をオススメします。

3．ラジオ体操・ストレッチ

散歩やランニングから始めるには荷が重いという方にはラジオ体操から始める事もお勧めです。
ラジオ体操やストレッチなどで筋肉を伸ばす刺激を入れる事で血液の循環を高めましょう。

日々の硬くなった筋肉に柔軟性を付ける事は、いかに日々運動していないかを思い知らされます。ジョギングや習い事はハードルが高いと思っている方でも、朝の簡単な運動なら気軽に自宅でも始められるでしょう。毎朝同じ時間に始まるので、目覚ましにもなります。凝り固まった筋肉をほぐして血行がよくなり、老化防止・病気の予防・美容にもなります。

こんな人にオススメ

慢性腰痛や慢性的な肩こりでお悩みの方の多くは代謝の低下や筋肉が緊張しやすい可能性が高いです。

長時間の仕事や過度の緊張やストレスが溜まると自律神経のバランスが乱れ、身体をリラックスさせる副交感神経が働きずらくなる原因になります。

自律神経の乱れは身体を回復させる力が弱まる結果、血液循環の低下により腰痛や肩こりの様な痛みを発生させてしまう原因となりえます。

 

その為、朝の時間に散歩やストレッチをしてあげる事により自律神経を整える様に心がけて見ましょう。

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