スタッフブログ
学校に悩む学生さんから得た学び
以前、お客様からのオススメの本で「鏡の孤城」と言う本を紹介頂きました。
作品の内容は学校に行けずに苦しむ中で鏡の世界に招かれ、同じ境遇にある人たちと出会い、自分を見つけ出すファンタジー作品です。
僕自身、学生時代には割と一人でいる事が多いタイプでしたが、それでも学校生活の中での人とのコミュニケーションの中で得る事が出来た価値観や経験は沢山あり、今の職業や対人関係とのコミュニケーション能力があると感じています。
その為、不登校児と考えるとどうしても学校に行った方がいいのでは??と考えてしまいがちです。
しかし、この作品では多数の不登校児の視点や考え方から話が進むため多用な視点や価値観の発見があり視野の柔軟性につながりました。
それは今ある価値観は自分の成功体験と失敗体験から構成されているという事。
一人一人には長所と短所が存在します。
だからこそ、自分の価値観で全てを想像するのではなく、その人自身を見て想像する事が大切だと考えさせられる作品で位した。
実は、この話をしたのにも理由がありまして、当院にも学校に行けずに苦しんでいる学生さんや学校に中々行けなくて、、、そんな風に悩んでいるご両親様が沢山いらっしゃいます。
正直な話、他人の家庭の半紙に口を突っ込めるほど、僕はえらくはありませんし正しい言葉を投げかけられる自身もありません。
ただ、医学的側面から自走の精神的に影響する心理的影響や神経症状を現代社会問題とつなげて推測する事はできます。
〈詳しくは一番下①に記します〉
そう言った側面から自分ができる事は「自己受容」や「自己愛」「自己肯定感」を高める手伝い、または止まってしまって何かに臆病になってしまって悩んでいる方を支えてあげたり、背中を押してあげる事です。
現代では、共働きで両親ともに忙しい・競争社会化による比較数の増加・核家族による祖父母との接しも少ないなど、、「自己受容」や「自己肯定感」を高める機会が少なくなってしまう子供達も多いと聞きます。
そういった子供たちに「存在していること自体が価値ある事」を言葉を投げかける事で、少しでも心が落ち着き安らいでもらえればと思っています。
最近、半年近く通院している患者さんで学校に再度行き始めて「心が前向きになってきた!今までの辛さが軽くなった!症状も軽くなってきた!」
そんな風に教えてくれました。
こういった報告をもらえると、、お金などの価値以上にとても喜びを感じれる幸福感に満たされます。
私自身こそ、子供たちを通して考えさせられ、学ばせて頂く事が沢山ありましたので感謝の気持ちでいっぱいです。
彼らが皆自分の望む方向に少しでも手伝えればと思うばかりです。
①現代人はスマートフォンの普及による無意味なネットワークの多様は脳機能の低下原因になると考えられております。
例えば、脳内ホルモンの代表的な「ドーパミン」は快楽感や喜びを感じるホルモンです。このホルモンが分泌される事で快楽感を感じて再び快楽を求める再求心が動物には働きます(何かで達成感を感じた後にもっと頑張りたい!と感じる理由はこれです)
このホルモンが分泌されることで人間は向上心を持って進化し文明を遂げてきました。
これと同様のドーパミン分泌がネットサーフィンを行う際にも脳内で働きます。
本来、成功体験にて分泌され「快感を得る→向上心が働く→快感を得る→向上心」この循環で物事の学習をして技能のや精神面の向上が結果的に働きます。
しかしネットサーフィン時にもこの循環が働くため、「スマホ依存」と言う問題が現実視されてきております。
このスマートフォンの長時間の多用化は脳内の情報処理能力・記憶力・集中力・感情のコントロール・他人に対しての共感能力の低下など、、
この様な脳機能の低下をもたらと科学的に発表されました。
その為、長時間の自宅滞在などの際に手につきやすい物がネットワークです。
もちろん、何かの目的のために利用する分には良いと思いますが、時間を浪費するにももってこいである事も事実です。
その為、スマートフォンの多用→スマホ依存→脳機能の低下→自律神経の乱れ→生活リズムの乱れ→やる気の低下。このような悪循環により、本人の求めている本心が見えにくい・やる気の活力低下原因になるケースが多々ございます。